電動ガンを動かす動力として設計されている電動ガン用バッテリーは、充電してくり返し使える充電式の蓄電池です。
当初はニッカド電池が主流でしたが、近年は新たな素材の蓄電池が普及しており、より高性能、大容量、軽量、コンパクト化などが進んでいます。
東京マルイ規格の電動ガン用バッテリーには「ラージ」「ミニS」「スティック(AK)」の3サイズがあります。東京マルイ製の電動ガンは現在もその規格に沿ってバッテリーが収納できるよう設計されていますが、純正以外のバッテリーは規格に沿わないサイズのものが多くありますので注意が必要です。
左の画像は純正バッテリー3タイプ(初代)の比較です(いずれも純正ニッカドバッテリーは現在廃盤となっています)。東京マルイの電動ガンは当初から、いずれかを接続したまま収納できる「バッテリー収納スペース」が設けられてきました。
規格サイズ | (初代バッテリー実測サイズ・単位mm) |
ラージ | 長155×幅45×厚23 |
AK(スティック) | 長200×幅17×厚17 |
ミニ | 長108×幅37×厚20 |
電動ガン用バッテリーには性能の違いがあり、多くの製品には数値で記載されています。
(例)
ニッケル水素 8.4V 1300mA バッテリー
■蓄電池の種類―下記リンクをご参照ください
■電圧―電池の放出する電圧はモーターの回転力に影響します。単位はV(ボルト)
■充電容量―電動ガンの場合は撃てる弾数に影響します。単位はmA(ミリアンペア)
電動ガン用バッテリーには材質の種類やサイズ、性能の異なるものなどが多くあります。それぞれの電動ガンに合ったバッテリーを選ぶようにしましょう。
1.メーカー純正バッテリー
東京マルイなど国内電動ガンメーカーのほとんどは、自社製電動ガンに推奨する純正バッテリーを発売しています。銃本体の取扱説明書なども純正バッテリー使用を前提としていますので、電動ガン初心者の方はメーカー純正バッテリーを選んでおくと安心です。
2.ノーマル対応バッテリー
電動ガンメーカー以外からも多くの電動ガン用バッテリーが発売されています。それぞれが特徴的で高性能が売りですが、電動ガンを純正のまま(チューンアップせず)使用する場合は、ノーマル対応バッテリーと表記している製品をお選びください。
3.カスタム専用バッテリー
高出力、高電圧など、ノーマル電動ガンで使用すると銃本体に大きな負荷をかけてしまう高性能バッテリーです。当店のカスタムガンで推奨している場合を除いては、ご本人の判断で適切なものをお選びいただくものです。
当サイトでは「ノーマルガンに使用不可」の旨を記載しているものがこれに当たります。
4.蓄電池の種類について
「ニッカド(NiCd)」
「ニッケル水素(NiMH)」
「リチウムポリマー(LiPo)」
「リチウムフェライト(LiFe)」
など、蓄電池の種類については別ページで解説していますので、それぞれのリンクをご参照ください。
5.コネクター形状について
電動ガンとバッテリーをつなぐ接続端子をコネクターと呼び、東京マルイ製電動ガンには元々2種類のコネクターが用意されています。
・ラージ:通称「タミヤ型」のコネクタ
・ミニ:電動ガンで広まった「タミヤ型」の縮小版コネクタ
現在の主流はミニコネクターですが、ラージバッテリーを搭載できる電動ガン本体はラージコネクターとなっているため注意が必要です。
(※東京マルイは純正ラージバッテリーを廃盤としたため、純正バッテリーとは変換コネクタを使って接続する必要があります)
また海外製電動ガンの中にはラジコンや電子機器で使用される別コネクタ仕様の電動ガンもあります。
当サイトではできるだけコネクタ形状を記載するようにしています。銃本体、バッテリーとも接続端子の形状をご確認ください。
6.特殊な高出力用コネクター
Lipoバッテリーや電子トリガーの登場によりコネクター自体にも性能が求められてきました。
「タミヤ型」のコネクターより通電効率に優れ、高電流を流すのに向いています。
T字コネクターやXT30といったコネクターで特にT字コネクターはバッテリーメーカーや電動ガンメーカーが初めから採用していることもあります。
サイズも小・大とあったりしますので確認が必要です。
おおよそ10日となっております。