ニッカドバッテリー

電動ガンに最初から使われてきた、信頼性の高い充電式電池です

参照→Wikipedia
 ニッカド電池(Ni-Cd:ニッケル・カドミウム蓄電池、ニカド電池)は、くり返し充電して使えて乾電池よりも経済的なためホビー分野では古くから利用されてきた充電式の電池です。
 特長として、一度に大きな電流を流すことができることから瞬発力が必要な用途に向いており、電動ガンには最適なバッテリーとされてきました。

長所

・瞬発力がある
・充電、放電のリスクが小さく扱いが簡単
・最後まで安定した電圧で扱える(容量がなくなってストンと止まるまでほぼ一定)
・低温環境でも電圧が安定している

 長い歴史の中で安全性が確立されてきたこともあり、とくに電動ガン初心者の方にはおすすめできるバッテリーです。

短所

・(新世代の蓄電池と比べると)重量、大きさの割に充電容量が少ない
・メモリー効果が大きい
・自然放電する(使っていなくても容量が減る)

 充電式電池には必ず寿命があります(充放電回数が限られています)が、とくにニッカド電池では「メモリー効果」に注意する必要があります。

メモリー効果

 ニッカドバッテリーやニッケル水素バッテリーには「メモリー効果」があります。
 これは、充電容量が残った状態のまま継ぎ足して充電した場合、その残量分は次回から充分な電圧が取り出せなくなる現象のことです。

 たとえば半分の容量を残したバッテリーに継ぎ足し充電をした場合、次に使うときは新しく充電した容量(=半分)しか充分な能力を発揮できなくなります。特に電動ガンでは、銃が動かなくなった程度のバッテリーにも電気は残っていますので、継ぎ足し充電を繰り返すうちに少しずつ充電できる容量が減っていき、いずれは充電しても少ししか使えないバッテリーになります。 

放電器・リフレッシュ充電

 ニッカドバッテリーの「メモリー効果」を抑えるため、充電前には放電器を利用して、充電残量をできるだけなくしておくことが大切です。
 なお、ニッカドバッテリーは他の蓄電池よりも過放電(残量ゼロまで使い切ってしまうこと)には強く、充電・放電を繰り返す(リフレッシュ充電する)ことで、ある程度復活させることができる特性を持っています。