軍/警察を始めとする公用向けサイドアームとして、世界中で広く使用されているグロックピストルを特集!
今回のラインナップ
[解説]ナイフメーカーが生み出した驚異のベストセラー ■東京マルイ グロック17 ■東京マルイ グロック17カスタム ■東京マルイ グロック18C ■東京マルイ グロック26 ■KSC グロック19 ■KSC グロック26C
ナイフメーカーが生み出した驚異のベストセラー | |||||||||
![]() 元々グロック社は刃物メーカーとして広く知られており、地元オーストリア軍にフィールドナイフやスコップ、マシンガン用のベルトリンクといった装備を納品していました。 そうした接点から、オーストリア軍の新型拳銃トライアルへの参加を打診された同社は、それまで銃器設計の経験が一切無かったにも関わらず参加を表明。既存メーカーの拳銃を徹底的に研究し、後発の強みを生かした柔軟な発想で基礎設計をまとめ上げました。 ストライカー方式の撃発機構をベースとする事で部品点数を減らし、機械的な故障の可能性を極限まで排除。フレームやマガジンケース、トリガーを始めとした主要パーツの素材に、同社のナイフのシースやハンドルに採用されていたのと同系統のポリマー素材を使用する事で、生産性の向上も図られています。 基本的な設計コンセプトはドイツH&K社のVP70を参考にしたとも言われ、プラ製フレームやストライカー方式の撃発機構の採用に共通点が見られます。 スライドやバレルはナイフ用鋼材の焼き入れのノウハウを生かして硬度が非常に高く仕上げられており、柔軟で復元性の高いフレーム周りと合わせて驚異的ともいえる耐久性を実現。 事実、オーストリア軍によるトライアルでは数十mの高度を飛行中のヘリコプターから地面に向けて叩き落としたり、軍用トラックに轢かせたりといったトーチャーテストが実施されましたが、外装に傷が付きこそすれ銃の機能には全く問題が無く、そのまま射撃が可能という結果が出ています。 こうしたトライアルでの目覚ましい結果を踏まえ、当初採用が本命視されていたステアー社のモデルGBを下す形で制式採用が決定。『Pi80』のアダプションナンバーが与えられ、老朽化したワルサーP38やM1911A1に替る新サービスピストルとなりました。 その後1980年代初頭に民間向けハンドガンの世界最大の市場である米国にも進出。市販モデルには『グロック17』の名称が与えられ、当初はプラスティックフレームの物珍しさばかりが注目されましたが、次第にその高性能ぶりと高い耐久性が正当に評価されるようになり、瞬く間にベストセラーとなりました。 ちなみにこの頃、マスコミによって『プラスティック製でX線探知機に引っかからず、旅客機の機内に容易に持ち込めるため、ハイジャックに使用される恐れが高い』等と報道されたことがありましたが、実際には構成部品の過半数が金属製であり、このような指摘は事実無根であることが証明されています。 |
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東京マルイブローバックガスガン グロック17 | |||||||||
![]() 国内メーカー製グロックトイガンの中でも、その基本性能の高さとコストパフォーマンスで高い人気を誇っているのが、東京マルイ製ブローバックガスガン。内部メカや外観には若干のアレンジが加えられているものの、その分オモチャとしての信頼性は高く、サバイバルゲームのサイドアームやシューティングマッチ用カスタムガンのベースとしても広く使用されています。 グロックシリーズの大きな利点として挙げられるのが、その即応性の高さ。意識的に解除する必要のある外装式セフティが存在せず、必要な時に素早く射撃を行う事が出来ます。 実銃ではオートマティックファイアリングピンセフティと、セーフアクションと呼ばれる独自のトリガーシステム(ダブルアクションとシングルアクションの中間的メカ)、トリガーロックセフティの組み合わせによって何重にも安全性が確保されており、適切な操作を行う限り、暴発の可能性はほぼ皆無となっています。 トイガンでは機構上こうした内装式セフティは再現されていませんが、グロックの特徴であるトリガーロックセフティの機能は忠実に再現されており、トリガーから指を離すことで自動的にセフティがかかるようになっています。実際に使用してみると、M1911系などのセフティ外装式の拳銃に比べ、格段に素早く初弾を発射する事が出来、その優れた即応性を実感できます!(ただし、不用意にトリガーに指をかけた場合や、トリガーガードを覆うようになっていないホルスターを使用した場合、暴発のリスクは他機種よりも高めといえるので、注意が必要です。) マルイ製品の常でサードパーティ製の外装/内部カスタムパーツのラインナップも非常に充実しており、機能性の向上や外装のドレスアップも自由自在!シンプルな操作性から、初心者の方の入門用機種としてもおススメの逸品です! |
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東京マルイブローバックガスガン グロック17カスタム | |||||||||
![]() シンプルなコンフィギュレーションを備えたグロックは、メーカー出荷の状態でもそれなりに高い性能を持っていますが、より扱いに習熟するうちに物足りない部分が出てくるのも事実。そうしたハイエンドなユーザーの需要に答えるべく、現在ではグロック系のカスタマイズを行うワークショップやカスタムパーツメーカーが多く存在しています。 主なカスタマイズのポイントは、高い視認性を備えたカスタムサイトへの交換やグリップの改造、マガジンチェンジの効率化といった部分で、ユーザーサイドで組み込めるようデザインされたパーツも数多くリリースされています。 東京マルイ『グロック17カスタム』はグロック実銃におけるカスタマイズのトレンドを取り入れて製作されており、ハイグリップの際に後退してくるスライドで手を切る事の無いよう、後付け型のビーバーテイルを装備しているのが特徴。ビーバーテイルの両サイドには親指を乗せるためのフィンガーレストも設けられており、リコイルを抑える効果も持たせています。 また、グリップエンドには大型のマガジンファンネルが設けられ、+2(プラスツー)スタイルのマガジンバンパーと相まって素早いマガジンチェンジを可能とします! スライド上には軽量化の為に4つのポートが開けられ、カラードタイプのフレームと合わせてアグレッシブな外観を演出!より高い実用性を備えたサイドアームをお探しの方におススメの1丁です! |
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東京マルイブローバックガスガン/電動ハンドガン グロック18C | |||||||||
![]() 政治家等のVIP(重要人物)を警護する要人警護部隊の隊員たちは、その場の状況に合わせて違和感のない服装を身につけることが義務付けられており、周囲に威圧感を与える事無く強力な火器を携行できるよう、常に苦心を強いられています。 そこでこうした部隊向けに一部の銃器メーカーが提供しているのが、マシンピストルと呼ばれる、フルオートやバースト射撃が可能なハンドガンで、グロック社は同社のグロック17をベースとして、セレクティブファイアの『グロック18』と言うマシンピストルバージョンを製造しています。 初期型の製品はバレルがスライドからはみ出す長さまで延長され、そこにスリットを切って反動軽減用のコンペンセーターとしての機能を持たせていましたが、改良型の『グロック18C』は全体のサイズをG17と同サイズに抑え、バレル及びスライド上にガスポートを設けることで同様の性能を持たせています。 マガジンも通常の17連/19連に加えハイキャパシティの30連タイプも用意されており、瞬間的に高い火力を発揮して襲撃者をけん制し、警護対象退避のための時間を稼ぐという要人警護部隊のセオリーに合わせた使い方ができるようになっています。 東京マルイはこのグロック18Cを電動ハンドガンとブローバックガスガン両機種でモデルアップ!最初にリリースされた電動ハンドガンバージョンは、ハンドガンサイズの小さなボディに、同社が長年培ってきた電動ガンのノウハウを惜しみなくつぎ込み、小型ながら高い実射性能を実現しています。 長物電動ガンと同様、簡単に交換できる充電式バッテリーを採用し、ランニングコストも低減。さらにガスガンが事実上使用できない冬場の野外でも、サイドアームとして使用できるという利点を持っています! 後発のブローバックガスガンバージョンは、従来のG17系に採用されたブローバックエンジンの改良型を搭載し、毎分約1,200発という驚異的な発射サイクルを実現!手の中で暴れまわるマシンピストルならではの射撃醍醐味をたっぷりと堪能できます! |
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東京マルイブローバックガスガン グロック26 | |||||||||
![]() 17系のリリース以降、用途に合わせて口径やサイズのバリエーションを増やしてきたグロックシリーズですが、中でも私服でのコンシールドキャリー用にデザインされたのが、いわゆるサブコンパクトモデルに分類される『グロック26』。グロックシリーズの基本設計はそのままに、フレームやスライド周りを切り詰め、実用上ギリギリのサイズまでダウンサイジングを図ったモデルで、小型ながら威力の高い9mmパラべラム弾を使用できるのが利点となっています。 小型化されたとはいえマガジンはサイズ上の上位機種であるグロック17やグロック19と互換性があり、予備マガジンや弾薬の共用性からフルサイズグロックを使用する警官のバックアップガンとしても高い人気を誇っています。 東京マルイが最初にブローバックガスガンとしてモデルアップしたグロックシリーズのバリエーションがこの『グロック26』で、後のグロック17やグロック18Cの設計上のベースともなっています。 小さなサイズに似合わないキビキビとしたリコイルショックが魅力で、実銃同様にグロック17や18用のマガジンを使用する事も可能。マガジンがグリップエンドから突き出す形となる為、やや不恰好にはなりますが、グリップ自体は握りやすくなり、高いファイアパワーを発揮できます! 思わずジーンズのポケットに忍ばせたくなるような、可愛いファイターです! |
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KSCブローバックガスガン グロック19 | |||||||||
![]() グロックシリーズのバリエーション展開の際、マシンピストルタイプのグロック18と同時に真っ先にラインナップに加えられたのが、セミコンパクトモデルである『グロック19』でした。 元々軍用拳銃として設計されたグロック17は、警察用、特に私服警官用のサイドアームとしてはサイズが大きすぎ、携帯性に難点を残していました。そこでスライドとフレームを若干切り詰め、携帯性の向上を図ったのがグロック19でキャリーガンとしてより扱いやすいサイズ/形状に再設計されています。 小型化されたとはいえ15+1発という同時期の他社製フルサイズハンドガン同様の装弾数を誇り、従来私服警官のサイドアームとして用いられてきたスナブノーズ(短銃身)リボルバーを遥かにしのぐ火力を身につけることが可能となりました。 折しも犯罪の凶悪化が叫ばれていた時期とも重なり、旧装備の更新の際にグロックシリーズを導入するPD(警察機関)もうなぎ上りに増え、パトロール警官用にはグロック17を、私服警官用にはグロック19といった具合に、同系列のバリエーションで制式拳銃をそろえる組織も多かったといわれます。 ハイエンドなブローバックガスガンを数多くリリースしている国内メーカーKSCは、グロックシリーズのバリエーション展開を積極的に行っており、当然のように『グロック19』もラインナップに加えています。 内部メカはブローバック機構の制約上どうしてもアレンジせざるを得ないものの、外装はパーツは非常に高級感あふれる仕上がりとなっています。また、寸法が若干大きめにアレンジされている東京マルイ製グロックシリーズよりも実銃に近いサイズを実現しており、実銃用ホルスターにもそのまま収納できるなど、コダワリ派のハンドガンファンを満足させるフィーチャーにあふれています! |
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KSCブローバックガスガン グロック26C | |||||||||
![]() リアルな造形と細部のディテール再現で定評のあるKSC社ですが、時折実銃のデザインから離れ、自由な発想で製品づくりを行う事も有り、多くのユニークな限定カスタムが製作されています。 中でも特にユニークなコンセプトを持った製品が、ポケットサイズのフレームを持つグロック26系をベースに、フルサイズマシンピストルバージョンであるグロック18Cのフルオートブローバックエンジンを内包させた『グロック26C』! 手のひらサイズの極小ボディから繰り出されるフルオートブローバックはまさに圧巻の一言で、気温の高い季節ならばグロック18C用の49連ロングマガジンをわずか2秒足らずで撃ち尽くすという驚異的な発射サイクルを誇ります! この発射サイクルを実現すべく、スライド内のブリーチも軽量かつ強度に優れたマグネシウム材を採用するという拘りぶりで、その凶悪な魅力は単なるバックアップガンの域に留まりませ! マガジンの互換性があるフルサイズのグロック18Cと合わせ、映画のような2丁拳銃で撃ちまくりたくなるような逸品です! |
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