タナカワークス : モデルガン本体 S&W M28 "ザ・ハイウェイパトロールマン" 6インチ HW
商品コード
4537212011525
通常価格
¥40,480
税込
¥34,408
税込
タナカワークス製発火式モデルガン
以下メーカー説明文
1935年に伝説的銃が誕生しました。S&W The .357 Magnum」、通称「Registered Magnum」(レジスタードマグナム)。モデルナンバー制が導入されのちに「S&W M27」と呼ばれるモデルの誕生です。このとき同時に誕生した弾が現代まで残る「.357 Magnum弾」です。
発売と同時に「世界で最も強力なリボルバー」として宣伝されました。このハイパワーな拳銃は一般のガンファン以外にも、法執行機関のオフィサーたちもこぞって購入しました。
しかし、初期の販売はレジスタード(登録証)の名が示すとおり、一般販売されず品質保証書を兼ねた登録証が付属するようなオーダー制の特注品的な販売でした。サイト・銃身長・仕上げ・グリップまで選択できましたが、カスタムオーダーが祟り当初は月産能力も120挺程度だったようです。そこへ数千挺の注文が舞い込んだのです。S&Wは嬉しい悲鳴でした。
その後、第2次大戦で一時生産が中止されますが、戦後にリニューアルしたモデルの製造を再開しました。戦後版「The.357 Magnum」も法執行機関からの需要は高かったのですが、価格の問題が重くのし掛かりました。このカスタムガンは高すぎたのです。全米の各警察はS&W社に「可能な限りコストダウンした.357 Magnumを」とS&W社に要求します。
その要求にS&W社は信頼を重視して内部機構には手を付けず、外見を最低限に仕上げるという形で答えました。「The .357 Magnum」をベースに表面をポリッシュ仕上げからセミポリッシュ仕上げとし、フレーム・バレル上部の乱反射防止のチェッカリングを廃止し、ブラスト仕上げとしました。
またバレルも4インチと6インチどちらかの選択式でセミワイドハンマーとナロートリガーのみに限定されました。このことで当時の価格で100ドル近いコストダウンに成功しました。ここに「The .357 Magnum」の「廉価版」が誕生したのです。
これが「The Highway Patrolman」として1954年に発売されると、全米の法執行機関はこぞって採用しました。そして、モデルナンバー制が導入されました際、「S&W M28」としてナンバリングされました。
発売の翌年1955年には「The .357 Combat Magnum」(のちのM19)も登場しています。
Kフレームベース .357 Magnum弾×6発(M19)とNフレームベース.357Magnum弾×6発(M28)では耐久性的には圧倒的に大型で肉厚なNフレームベースの後者に軍配が上がりますが、常時携帯するとなるとより軽量なM19が好まれたとあります。
しかし、M19よりM28の方が当時の価格でも圧倒的に安かったようで、各ポリスデパートメントや法執行機関の財政状況により採用を決定していたようです。
この6インチモデルも4インチよりは嵩張りますが、.357 Magnum弾のパワーをフルに活かしきれるようWSP(ワシントン・ステイツ・パトロール)などの一部の法執行機関はこちらを採用したとの記録があります。
今回モデルアップした「S&W M28 “The Highway Patrolman” 6inch Heavy Weight Model gun」はモデルナンバー制に移行後のタイプをモデルアップしています。M27から変更されたフレーム・バレル上面仕上げや、特徴的な反射防止の溝のないKサイト、当時のプライマー(雷管)の信頼性の低さや高圧のカートリッジに耐えるため弾薬のリムまで覆うマッシブなカウンターボアード・シリンダーやセミワイドハンマーとナロートリガーなどM28の魅力を余すことなく発火モデルガンとして再現しました。勿論使用カートリッジは「.357 Magnum」。このパワーのカートリッジを活かしきれるように選択できた、スリムなテーパードの6インチバレルも新たに製作いたしました。
内部は弊社のS&W Nフレームモデルガン系では最新のバージョン.2準拠のモデルとなっており、S&Wが目指した内部を妥協しないスムースなトリガーフィールも徹底再現しています。
質実剛健なM28のバリエーションが令和の世に登場です。