ウェポンシステムとして数多くのバリアントを内包するコルト社製M16A2シリーズのラインナップの一つとして製造された『M723』。銃身長を14.5インチに切り詰めたカービンバージョンで、90年代初頭頃にデルタフォースを始めとする米陸軍特殊部隊に少数が配備され、隊員達には他のM16A2系バリアントと合わせて『CAR-15』（カーフィフティーン）の通称で親しまれていました。

　M723にも生産時期によって細かな外観の差異が存在しており、最初期型にはM16A1（M60X）系の余剰パーツが数多く流用されていましたが、生産ロットが下るに連れて余剰パーツが枯渇していったため、順次A2（M70X）系のパーツの使用率が高められていきました。同じ14.5インチ銃身/カービンバージョンである『M725』がフルサイズM16A2同様のヘビーバレル仕様だったのに対し、M723はM16A1系カービン同様のライトウェイトバレル（※ライフリングピッチはSS109/M855対応）が採用されており、外観上も細身な印象となっています。

　この『M723』を、海外トイガンメーカー『VFC』がガスブローバックライフルとしてモデルアップ！先行リリースされたM733をベースとした限定生産品で、優れた実射性能と比類ないリアルさを実現しています！

　外観はブラス・ディフレクター付き/A1リアサイト仕様のアッパーレシーバーとA2タイプの強化型ロアレシーバー、補強リブ付きの樹脂製リトラクタブルストック、A1タイプのバードケージ・フラッシュハイダー＆スリムラインハンドガードが組み合わせられた、最もオーソドックスな仕様を再現。モデル名やインスペクションマークなどの刻印や採用パーツの細かな形状など、ディテールにも考証が行き届いており、オールドスクール系特殊部隊ファンも納得の出来栄えとなっています！

　内部メカもロアレシーバー側の構造に改良が加えられており、新規設計のスチール製ノーカットレバーやハンマーセットにより耐久性が向上。また、バレル下部からアクセス可能なホップアップ調整機構が搭載され、安定した実射性能と射撃時の小気味良いリコイル（反動）が魅力です！

＜製品仕様＞
●全長：約 750mm～880mm
●重量：約2,600g
●装弾数：30+1発
●射撃モード：セミオート/フルオート
●ガスブローバックライフル