コルト社製AR-15ウェポンシステムのバリアントの一つとして開発され、ベトナム戦争中特殊部隊を中心に配備されたM16A1ライフルのショートバージョン、コルト・コマンドーこと『XM177』シリーズ。M16A1フルサイズのバレルを半分近くまで切り詰め、リトラクタブル（伸縮式）ストックを装備させたもので、コルト社内の分類ではサブマシンガンにカテゴライズされていました。

　初期に配備された『XM177E1』（※陸軍型/ボルトフォアードアシスト有り）は10インチバレル仕様で、発砲時の燃焼ガス圧の低下に起因する作動不良や、トレーサー（曳光弾）使用時の発光不良といった不具合が発生したため、銃身長を11.5インチに延長した『XM177E2』が開発されました。XM177シリーズには短銃身化に伴って増大したマズルフラッシュ（銃口炎）や発砲音を可能な限り低減させるべく、サウンドモデレーターと呼ばれるサイレンサーと類似した構造を持つ大型フラッシュハイダーが標準装備されており、外観上の大きな特徴となっています。

　この『XM177E2』を、海外トイガンメーカー『VFC』がCOLT社の正式ライセンスの下にガスブローバックライフルとしてモデルアップ！優れた実射性能と比類ないリアルさを実現しています！

　各部の刻印も実銃準拠のリアル仕様で、XM177 4.25in スチールモデレーターを始め、新規製作のロアレシーバー、バヨネットラグがオミットされたM16A1フロントサイト、A1ピストルグリップ、2ポジション仕様のバッファーチューブ、Gen.2アルミバットストックといったエクステリア系の構成も忠実に再現。マガジンもベトナム戦争中主流だった20連タイプのショートマガジンが標準装備されています。

＜製品仕様＞
●全長：760mm/830mm
●重量：3,400g
●装弾数：20+1発
●射撃モード：セミオート/フルオート
●ホップアップ：可変
●ガスブローバックライフル