S&T電動ガンシリーズ

　ステンガンシリーズの後継機種として1950年外初頭頃に英軍に採用された『スターリング MK2』サブマシンガン。第2次大戦中に構築されたステンガンの生産設備を活用できるよう、レシーバー周りはステンガンと同サイズの一般工業規格の鉄パイプから製造され、マガジンハウジングやボルトの設計を工夫することで専用マガジンのほかステンガン用マガジンも使用できるよう設計されています。

　レシーバーの左側面にマガジンを装着するレイアウトもステンガンと同様ですが、戦時中の逼迫した生産体制に合わせて徹底的な簡略化が行われていたステンシリーズとは異なり、独立したピストルグリップや折りたたみ式ストック、レシーバー内に侵入した砂や埃などの異物を自動的に排除出来るよう螺旋状の溝が切られたボルトなど、より洗練された設計となっています。

　イギリス軍がかつて採用していたFN FALのローカライズバージョンであるL1A1自動小銃は射撃モードからフルオートが削除されていたため、近接戦闘用の補助火器としてスターリング短機関銃が平行して支給されており、1980年代にL85アサルトライフルが採用されるまでの30年近くに渡って、英軍将兵達に広く愛用され続けました。

　目的に合わせて複数のバリエーションが開発されたスターリングシリーズですが、中でも特徴的なのがバレルジャケット部にサウンドサプレッサー（サイレンサー）が組み込まれた『MK.5』。L34A1の名称で英軍に制式採用され、陸軍SASや海兵隊SBSといった特殊部隊を中心に配備されました。

　また英連邦各国の軍特殊部隊にも広く採用されており、ベトナム戦争に従軍したオーストラリア軍SASが特殊作戦用火器として運用した記録も残っています。

　このスターリングMK.5を、海外トイガンメーカー『S&T』が電動ガンとしてモデルアップ！同社のスターリング電動ガンスタンダードタイプをベースに、実銃同様バレルジャケット部を改修してインテグラルサプレッサーを組み込んでおり、木製のフォアエンドも追加されています。

　80年代頃までの英軍系特殊部隊装備のメインアームにピッタリなマニアックな1丁です！

※国産電動ガンと比べて、初速や給弾性能、HOPのかかり方など、性能面での信頼性に欠けるところがあります。ご自分で内部調整ができる上級者向けの製品となりますので、あらかじめご了承ください。


※海外製電動ガンについてのご注意※

【海外製エアガンについてのご注意】

日本国内メーカーの製品を基準に考えますと、残念ながら海外メーカーに同様の品質を期待することはできません。つきましては、当店で海外製エアガンを取扱うにあたって以下の点をご容赦願います。

・製品の個体差や加工精度、仕上げの甘さが大きいもの（製品ムラ）があります。場合によってはご自身で加工しなければならないことがあります。機能面での不備または破損でない限りは返品交換の対象といたしません。

・パッケージ（外箱や袋）は内容物を保護するものとして取り扱います。多少のパッケージ破れやつぶれは輸入途中に発生するものであり、パッケージは返品交換の対象といたしません。

・和訳された取扱説明書や弾速証明書等は輸入代理店の配慮で同梱されることがありますが、通常は付属しないものとして取り扱います。

・まれに予告なく大幅な仕様変更が行われることがあります。原則として旧仕様の品への交換はできません。なお、発送前に把握できている場合は予めご相談いたします。

・メーカーによっては補修用部品の供給がない場合があります。そのため海外製エアガンのご購入は原則としてご自身で修理等の対処ができる方に限らせていただきます。当店で修理交換対応を承れない際はご容赦ください。

※この製品は上記をご了承の上お買い求めいただくか、もしくはアフターサービスが充実した国内メーカーの製品をご検討ください。