タナカワークス製ペガサスリボルバーシリーズ

　カリフォルニア州全域を管轄する法執行機関として有名な『CHP』（カリフォルニア・ハイウェイ・パトロール）が1977年に制式拳銃として採用した『S&W モデル68』。M15コンバットマスターピースのステンレスバージョンであるM67をベースにCHPからの要請に基づいてS&W社が限定生産した特注モデルであり、カリフォルニア州特有の強い日差しにさらされるCHP隊員たちにとって、汗の塩分による腐食に強いステンレス製リボルバーは歓迎されるものでした。

　フレームは強力な38スペシャル+P+弾の使用に耐えうるM66 357マグナム用の強化フレームを採用。バレルもエジェクターロッドシュラウドを備えたブルバレルとなっており、実質的にM66の38スペシャル専用バージョンとでも呼べるような仕様となっています。

　この『M68 C.H.P. 6インチモデル』を、タナカワークスが同社独自のペガサスシステム採用によりガスガンとして初モデルアップ！内部構造は本体の剛性を強化し、ガスの気化効率を見直すことで実射性能の向上が図られたVer.3となっており、外観周りはバレルピンやサイドプレートのS&W刻印等、1970年代当時のS&W製リボルバーのフィーチャーを再現しています！

　フレームには官給品であることを示すCHPの刻印を打刻。ヨーク裏面は66のモデル名をオーバースタンプで68に修正した初年度（1977年）納入分の実銃の仕様が忠実の再現され、シリンダーのダミーブレットも当時CHPで使用されていた38SPL+P+弾に合わせた専用リムパーツが組み込まれています！

　70年代～80年代のアメリカンポリスファンには見逃せない逸品です！

　初期モデル特有の独特なスピードローダー用カットを持つ専用ウォールナットチェッカーグリップも同時リリース。