第2次大戦後のイスラエル建国に伴って発足したIDF（イスラエル国防軍）の小火器不足を補うために開発され、正式採用された傑作サブマシンガン『UZI』（ウージー）。大量生産に向いたシンプルな構造と高い信頼性には定評があり、90か国以上に輸出された大ベストセラーとなりました。

　フルサイズの基本型のほかいくつかのバリエーションがラインナップされており、中でもイスラエル軍特殊部隊からの要請に基づいて開発されたコンパクトバージョンが『Mini UZI』。銃身やレシーバー周りの全長を切り詰めることで全体的なサイズが一回り小型化されており、携帯性の向上が図られています。

　ストックはフルサイズのパンタグラフ型フォールディングストックから、シンプルなサイドスイング式フォールディングストックに変更され、折り畳み時はバットプレート（肩当て）を簡易フォアグリップとして用いることも可能。小型化に伴う弊害としてフルオート射撃時の発射サイクルが毎分950発（フルサイズUZIは毎分650発程度）と倍加しており、反動のコントロールが極めて困難になったため、マズル（銃口部）に2本のスリットを切った簡易マズルブレーキが追加されています。

　練度の低い一般兵士には扱い難くなったものの、訓練の行き届いた特殊部隊兵士には瞬発的な制圧力の高さが評価されました。

　このミニウージーを、海外トイガンメーカー『KWC』がCo2（炭酸ガス）パワーソースのブローバックガスガンとしてモデルアップ！マガジン内に汎用規格のCo2ミニボンベをセットすることで、実銃を彷彿とさせるハイサイクルフルオート射撃が可能です！

　外装パーツは海外向け仕様とは異なり、樹脂製レシーバーを採用、内部メカも日本国内の銃刀法に基づいた出力調整が施されたジャパンバージョンとなっています。

　セミオート/フルオート切り替え可能。装弾数39発。