軽量かつ手頃なサイズの38口径リボルバーとして軍/法執行機関に数多く採用されたS&W社製Kフレームリボルバー、ミリタリー＆ポリスこと『M10』。長年にわたって生産されたM10系には材質や銃身長その他膨大な数のバリエーションが存在しますが、より強力なサービスリボルバーを求めたニューヨーク市警察からの発注に基づき、357マグナム弾を使用するM10の強化型として開発されたのが『M13』でした。

　先行リリースされたM19同様、本来38スペシャル弾用であるKフレームを焼入れによって強化し、シリンダーの全長を延長することで357マグナム弾の使用に対応させています。FBI（米連邦捜査局）の特注により生産された、通称『F.B.I.スペシャル』はM13をベースに3インチレングスのヘビーバレルとラウンドバットスタイルのグリップフレームを採用しており、コンシールドキャリー（秘匿携帯）に向いたスタイリングと優れた射撃特性を両立させていました。

　原型であるM10同様固定式リアサイトと取り回しの良い3インチバレルを備えたM13はジャケットの下からのクイックドロー（抜き撃ち）の際にも引っかかり難く、スーツ姿で行動することが多いFBIエージェント達に好評を持って迎えられました。

　M13と同型のステンレスモデルとして1970年代初頭頃ラインナップに加えられた『M65』は錆や腐食にも強く、スチールモデルに比べて射撃後の手入れも楽なことから実用派のリボルバーファンに特に好まれました。

　この『M65 3インチバレル』を、タナカワークスが同社独自のペガサスシステム採用によりガスガンとしてモデルアップ！『Ver3』では本体の剛性を強化し、ガスの気化効率を見直すことで、実射性能の向上が図られた他、各部の刻印も実銃準拠のリアル仕様となり、グリップ内にウェイトが入れられたことで構えた時の重量バランスも向上！

　外観/実用性共にブラッシュアップされた逸品です！