近代銃器の原点とも言えるマズルローダー(先込め式単発銃)の撃発方式には、時代によっていくつかの形式があります。有名なのが中世日本で爆発的に普及した火縄銃に用いられた『マッチロック』ですが、発射準備が煩雑で、雨などの気象条件によって使用が制限されるという欠点がありました。

そこで新たに開発されたのが、火打石を利用して火薬に点火する『フリントロック』方式。火縄を準備する必要もなく、発火の信頼性も飛躍的に向上しました。

ライフルからショットガンに至る、あらゆる銃器に採用されたフリントロック方式ですが、当然ながらハンドガンにも用いられ、将校の武装用や時には決闘用としても使用されました。
ヨーロッパやアメリカでは、機能性一点張りの現代銃には無い独特のメカニズムとシルエットに引かれるファンも多く、こうした古式銃を使った射撃競技会なども盛んに行われています。

これまでインテリア用のデコガン等で製作されることの多かったフリントロック式ピストルですが、KTW社がコッキングエアガンとしてまさかのリリース!
英国ロンドンのホーキンス社によって製作され、アメリカ合衆国大統領ジョージ・ワシントンに寄贈された特注品の外観をリアルにモデルアップしています。

実銃同様にハンマーを起こすアクションでシリンダーがコッキングされる、ユニークな機構を採用。策杖(鉛玉の装填や清掃に用いられる棒)部分に内蔵されたマガジンには12発の6mmBB弾が装填でき、単発式の実銃と違って連続射撃が可能です!

可変HOP UP標準装備。