独特なトグルアクション（※尺取り虫式閉鎖機構）が特徴の『ルガー』こと『パラベラムピストル』シリーズ。製造元であるDWM社が先行機種として生産していたボーチャードピストルの設計をより洗練させ、全体的なサイズの小型化とバランスの改善が図られています。

　1900年に世界に先駆けてスイス軍に採用された7.62mmパラベラム弾仕様を皮切りに、1902年にはより高威力な9mmパラベラム弾を使用するM1902が米陸軍に少数テスト採用された他、1904年にドイツ海軍、1908年にドイツ陸軍が制式拳銃として相次いで採用。米国では輸入元であったストーガー社により、設計者であるゲオルク・ルガーの名から『ルガー』ピストルと名付けられて販売され、自動拳銃黎明期の傑作として人気を博しました。

　ドイツでは後継機種として1938年にワルサー社開発によるP38が採用された後も、ルフトバッフェ（独空軍）制式拳銃の座を守り続けており、一説には当時の空軍元帥ヘルマン・ゲーリングの趣味が反映されていたとも言われています。

　この『ルガー』ピストルを、タナカワークスがガスブローバックハンドガンとしてモデルアップ！スライド式ブローバック機構が主流となっている現代の自動拳銃とは全く異なるトグルアクション特有の作動をリアルに再現しています！

　外観はドイツ陸軍のサイドアームとして支給されていた、最もオーソドックスな4inバレルバージョンを再現。外装の主要パーツにはHW（ヘビーウェイト樹脂）が採用され、ずっしりとした手応えも魅力です！


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